不整脈検査、治療

ICD手術

植え込み型除細動器が必要な方

不整脈(ふせいみゃく)のうち脈が“異常に速くなるもの”を頻脈と呼びます。
頻脈性不整脈でも特に心室から発生するものは、ショックや失神、悪性不整脈により命の危険があります。
不整脈が発生した際には電気ショック治療による除細動という緊急治療が必要ですが、救急車や対外式自動除細動器(AED)が間に合わないことがあります。
このような不整脈を起こしやすいと考えられる方には植え込み型除細動器という機械を体内に埋め込む手術が必要です。
植え込み型除細動器は心臓の拍動を常に監視しており、悪性心室性不整脈発生時には不整脈停止モードや電気ショックモードにより不整脈を停止させる働きをします。

手術の内容

治療の方法

手術は鎖骨下部を局所麻酔して行い、手術中も会話ができます。
手術時間は手術内容により異なりますが、通常3-4時間程度ですが、難しい場合はさらにかかる場合もあります。
除細動器は本体と除細動用のコイル、またペーシング用のリードからなります。 太さはコイルが直径2-3mm,リードは1-2mmです。
手術はまずコイルおよびリードを鎖骨下の太い静脈かその枝から血管内に入れ、その後心臓内の適切な位置に固定します。
両方とも固定がずれないように大胸筋に固定されます。

除細動器本体は鎖骨下の皮下に直径5cm程度のポケットを作り埋め込みます。
皮膚の弱い方は大胸筋肉の内側に本体を入れる場合があります。 最後に実際に悪性心室不整脈を誘発し、除細動器が正常に作動するか確認して手術は終了します。
この確認の作業は静脈麻酔により眠っている間に行います。
安全に手術を行うために、血管撮影やカテーテルの留置を行うことがあります。

手術後

手術当日はベッド上安静が必要です。
翌日、医師が傷口を確認して、問題がないことを確認して歩行が可能です。
病状により翌日以後も点滴・服薬を続けます。